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2014
10.21
日々学習

2014-10-21 18.16.42仕事について 色々考えた。
夕方 お世話になっている通称“おにぎり兄弟さん”が近くに打合せに来るというので、束の間の休憩タイム。
早めの夕食もついでに済ませてしまった。

大人になっても 知らない事や初めての経験って日常にも仕事にも意外に影を潜めているものです。
色んな人がいて色んな考えがあって...
良くも悪くも 人の性質を瞬時に見分けて その都度器用に立ち回る能力に長けた人もいます。
私は その能力が乏しい方だと思います。
なので時々 失敗します。

デザインの仕事をしていると、同業者さんでも たまに勘違いの意見を言う人もいます。
「デザインするからには 自分の色を出したいんでしょ。」と。
その想いはゼロでは無いかもしれないですが、基本スタンスではない様な気がします。
デザインには正解がない。って良く言いますが、人それぞれの好みや感性があるので当然と言えば当然ですが、オーナーさんの想いを伺った上で ただそれをカタチにするだけであればデザイナーは不要だと思います。
少しでも想いを膨らませて そこに来るお客さんの気持ちも想像したり...。
[オーナーの趣味100%で作りました。居心地は悪いです。]
では 趣味の店ならいいのかもしれないですが 店舗として生業にするのであれば それではイカンとも思います。
格好良ければいいのか?というと また違います。
立地や業態によっては[ダサイ店]を作るべき場合もあるかと思います。
その[カッコいい]だの[ダサイ]を計る定規が誰基準か。
色々な事を考えて 一番ベストだと思う事をご提案します。
自分がいいと思うものを。

それを相手が良しと思うとも限りません。
そこが難しくもあり 面白いところでもあるのかもしれません。
人と人なので 感性だけでなく単に相性の問題も無いとも言えません。
痒い所に手が届く様な仕事が出来るといいな。という思いでいても痒くない所を一生懸命掻いてしまっている事も稀にあります。

【デザイン】というと意匠的な、表面的な部分に現れるところだけだと思っている方も少なくないです。
いわゆる個々が思う[カッコいいもの]
私はそれだけでは無いと常々思っています。
使い勝手や機能性も考えられた上に 付加価値として[カッコいいだったりカワイイだったり美しい]だったりケースバイケースでその時々に合う形容詞を上手い事当てはめられるような落としどころに持って行く。
そこには しっかり核となるコンセプトがある前提で。
いいと思うものを寄せ集めてもカタチにはなります。
でも見る人が見れば自分磨きは怠っているけれど、流行の服をこれでもか!と身に纏いまくっているような 薄っぺらさが 見透かされてしまう。
目に見えない部分の背景がきちんと無いとダメなのでは と。

デザインしないデザイン。
これが一番難しいかもしれない。

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