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自分探しの旅...という言葉は あまり好きではない。
探すって...ここにいるよ。って思ってしまう。
捻くれてる?
先月映画を観に行った時に気になるチラシがあり、1ケ月ちょっと先からの上映だったので忘れないように壁に貼っておきました。
気づけば、上映開始 過ぎてるじゃないの。
大人になると時間の流れがどんどん加速していく気がします。
更に偶然にも昨日は木曜日レディースデーだったので、自分探しではなくって[ぼくを探しに]という映画を観てきました。
「アメリ」のプロデューサーがなんちゃら...って書いてあったのと完全なジャケ買い。
内容をざっくり。
主人公ポールは 幼い頃に目の前で両親を亡くし、そのショックで言葉を話す事ができないまま大人になった。
ママの姉である叔母姉妹に育てられる。
この姉妹がちょっと へんてこで いつもお揃いの服を着ていてダンス教室をやっている。
この叔母たちは ポールを世界一のピアニストになるように育て、でも現実はダンス教室の伴奏のお手伝いをする 友達もいない孤独な日々を送っていた。
優しかったママとプロレスラーで凶暴な野獣のようなパパがママに乱暴をしていた記憶のトラウマで悪夢に悩まされていた。
ある日、ひょんな事から同じアパルトマンに住む謎めいたマダムに出会う。
マダムの淹れた 魔法のハーブティーは失われた記憶を呼び覚ます不思議な力をもっていた。
ハーブ?しかも飲んで記憶が蘇ってる瞬間は完全に目がいってしまって 違う世界に行ってしまっている。
これ、最近名前を替えた脱法ハーブティーみたいな幻覚作用?
と一瞬思ってしまった私は薄汚れた大人になってしまったのかしら。
それからポールは叔母たちに秘密で毎週木曜日にティーパーティー。
いや、ハーブティー療法に通い、両親の死の真相が明らかに。
恐ろしい乱暴ものだと思っていたパパの事も、蘇った記憶により誤解が溶けた。
過去のトラウマから解放され ポールの人生に少しずつ変化が生まれる。
夢の中?ハーブ中に色々な真相が回想シーンのように後から明らかになるのですが、予想外な事でクスっていうよりプププって笑ってしまう感じでした。
最後は、結婚して赤ちゃんが産まれ、ポールが赤ちゃんに〈パパ〉とひと言だけだけど、言葉を発して おしまい。
ちょっと期待し過ぎてしまったのと 途中だらだらしてる所もありましたが、最後はハッピーエンドだったので よかった。
ファンタジックで奇想天外なハートウォーミング・ストーリー
※チラシにこう書いてありました。ピッタリな言葉。
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