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10日ほど前だったかネットのニュースで見た記事のお話。
ある夜、とあるアメリカのレストランで あるご夫婦が $66の支払いに対して$100のチップを支払ったそうな。
日本人には あまり馴染みのないチップ制度。
相場は支払金額の10〜20%くらいだそうですが、なぜ このご夫婦がそんなに高額のチップを支払ったのかというとウェイターのサービスが酷すぎたからだそうです。
欧米では 極端にウェイターの賃金が低く、お客さんがサービスに対してチップを支払う事で サービスの質を向上させ 収入を得る。やった分だけ返ってくる。
サービスに対してお金を払うのは賛成。
でも人件費をお客さんが負担するって事は 相場の10%〜20% 食事代が安いのならば。
この制度、いいのか?悪いのか…難しいです。
[郷に入れば郷に従え]なので旅行で訪れたら、ちゃんと そういう国では お支払いしないとですけれど。
ーーーちょっと記事を抜粋ーーー
レストランは込み合っており、多くのお客さんがいたそうです。12個のテーブルが埋め尽くされているのに対し、ウェイターは何故か一人。 注文した水が運ばれてくるのに20分。前菜が運ばれてくるのに40分以上。アントレが運ばれてくるのに一時間以上がかかったとか。 そんな状況に全てのお客さんが苦笑い。むしろあまりに酷いその状況を笑い飛ばしている雰囲気さえあったそうです。唯一の救いはこのウェイターの男性が常に真摯な態度でいたこと。遅い、ということ意外には何の落ち度も無い。しかし、ここで奥さんは思いました。
「このままではこの男性は今夜1ドルもチップをもらえないのではないだろうか」
そこで奥さんは旦那さんと相談し、このウェイターの男性にとって、今夜が最低の夜にならないように、自分たちが一肌脱ごうということになったんだそうです。 その結果が100ドルものチップだったわけですね。 そして夫婦は支払いの際、レシートに言葉を添えています。
「We’ve both been in your shoes.paying it forward」
(あなたの状況お察しするわ。ペイイットフォーワード。)
「返さなくていいから、あなたも今度誰かにしてあげて」
という意味合いのようです。
粋な行動です。
記事を読む限り、ウェイターの彼自身には落ち度はなく、むしろ経営者さんを疑ってしまう。
お客さんvsウェイターとしては 自分のイライラを押さえて他人の状況を慮るという とっても素敵な行動だと思いますが、この話をウェイターくんが店主に話して 人員問題など改善されていたら良いなぁと思ってしまいました。
【慮る】おもんぱかる。
[おもんばかる]と思っていました。
どっちでもいいようですが、「ぱ」の方が優先順位が上っぽいです。
今日も ひとつ賢くなりました。
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