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通りかかった本屋さんにうっかり入ってしまった昨日。
ちょっと読んでみたい本というか作家さんがいたので、まだ読んでない本が家にあるにも関わらず見つけてしまった。その本屋さんには彼の作品が10冊程あったが、あまり考えずに2冊を選んだ。
何度も観ている お気に入りの映画の原作を書いた作家さん。
ずっと知らなかったのですが、最近ひょんな事から知り、他の本を読んでみたいと思っていたのでした。
レジに行くと、横になぜかマニキュアが...。
サービスなので よろしかったらどうぞ、と店員さん。
恐縮しながらも...折角なので有り難く1本頂いた。
本を買った人へのサービスだそうです。
なんで本屋さんでマニキュアのおまけがつくのかはさておき。
世間はお盆休みといって浮かれておりますが、お休みモードでゆるゆるとお仕事しております。
基本的には、お休みもあったりなかったり.....と自由の身ですもの。
何も世の中一斉にお休みの混雑とている時にお出かけする必要もないですし。
かといって会社に居た時もそうだったけ?とふと考えたら、お正月以外は意外とずらして休みを取っていた気がします。
飲食店さんですとかサービス業のお客様が多いと、休み明け着工だとか、休み中工事という事が多々あるのです。
なので大きなくくりでいうと私たちの仕事もサービス業なのかなぁと思っていたりします。
サービスというのは、サービス精神の様なものであって、形として表せる物だけでなく、満足だったり形のない財をいかに提供できるか...
サービス=無料(無償)で仕事をする という間違った解釈をされる方も時々いらっしゃいます。
ものをつくる前段階の設計とかデザインという工程において、物質的な原価はあるような ないような。
細かい事をいうと、打合せや現場に行く為に交通費などの経費はかかります。アイデアソースとして色んな洋書を購入して研究する人もいれば、海外へ旅に出て色んなものを目で見て感じて...という先行投資をする人もいます。
もう少し、現実的な日常レベルでいうと 新しく出来たお店巡りに散財したり...
実際にお金を使っていないから タダ。という所が理解頂きにくい部分かもしれませんが、少なくとも、頭の中で考えて図面なりスケッチなりに時間を費やして形にするという人が動いている時点で”無”ではないのです。
以前、会話の中で その様に”サービス”というワードを使われていたお客様とのやりとりを思い出してしまいました。
金額の相場があるような無いような部分なので難しいところですが。
例えば...大きなお仕事を頂いたので、感謝の意味も込めて、何かを無償でやらせて頂きますとか。
サービスする側から提案するようなものであれば気持ちよい無償も生まれるのかもしれません。
いや、本来そういうものなのではないでしょうか?!サービスって。
本屋さんだって、買ってくれた方だけ どうぞ のマニキュア。
商品としてレジに置いてあったとしたら、「これ、タダで貰っていい?」って自ら言うお客さん 殆どいないと思うんですけれど...
逆の立場になった事を考えたら わかるお話しなんですけれど。ね。
無いとは思いますが、万が一私が大金持ちになったとしても、偉い人になったとしても、人として人に対する最小限の思いやりは 忘れないでいたいと思います。きれいごとじゃなく。
なんだか雲行きも怪しげだし、もう少し仕事して、今宵は読書に老け込むじゃなくって 耽るとしましょうか。
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