あれから1年。
今日は、17年半一緒に過ごした相棒ハロさんの命日です。
今日はいっぱい お花を買ってこようと思って花屋に行くと、菊系の仏花のレパートリーがやたらと多く、思い描いたものは買ってこられませんでした。
あの日も夜で お花屋さんが閉まってしまっていて、スーパーでガーベラしか調達出来ず、取り敢えずガーベラを買い占めたんだった。
いつかはそんな日が来るって覚悟しなきゃ!といつも思ってはいましたが、それはあまりにも突然に。
何の前兆もなく訪れました。
朝出掛ける時はいつもと変わった様子もなく、食欲もいつも通りに ガツガツごはんを食べていました。
夜、仕事から帰ると、いつものよぉに[おかえりー!]と出てくる気配がない。
時々、爆睡中でそんな時もありました。
でも、その日は何かが違ったのです。
いつもの定位置にいたのですが、目が開いていたのです。
呼んでも出てこない。
ぐったりしていたのでした。
慌てて引き寄せ、抱きかかえると全体的には温かいのに、手足の末端が少しだけ冷たい。
もうそこでパニックです。
まずエアコンで暖房を入れ、ベッドに寝かせ毛布を掛け…違う!病院に行かなきゃ!
気のせいかもしれないのですが、ベッドに寝かせる為に抱き起こしたら耳を澄ましていないと聞きそびれるくらい微かな声で小さく細くニャーと言ったのです。
きっと殆ど瀕死の状態にも関わらず、帰ってくるのを待っていてくれたに違いない。と都合のいい解釈をしました。
慌てて一番近い動物病院へ走り、半分閉まったシャッターを強引にくぐって無理矢理お願いします!と診断を受けると、瞳孔が開いていて心音が無いとの回答が。
目が開いているけど何かがおかしいと思ったのは瞳孔が開いていたのでした。
3日くらいはメソメソしていましたが、人前では泣かない主義の私は1週間くらい毎日誰かと夕飯の時間を過ごしました。
付き合ってくれた事に感謝です。
車も主有していなく、意気消沈している私を火葬場に連れて行ってくれた心優しい人。本当に有り難い。
色んな人に助けられて生きている。
ある人は、「虹の橋と雨降り地区」の話を教えてくれました。
悲しいに決まっているけれど、いつまでも泣いていると 虹の橋を渡れずに雨降り地区から出られなくなっちゃうんですって。
最初に思ったのは「ごめんね」でした。
その日に限ってずっとそばに居られなくってごめんね。と。
でも「ありがとう。」っと思い直しました。
今までありがとうって。
病気で苦しい闘病生活をするでもなく、眠る様に…理想的な最後だったから良かったのかな。
悲しい事や辛い事があると、そーっと隣にきてかまってちゃん風なそぶりもせずに、ただ隣にぺったり寄り添っていてくれたりしたよね。
多分ですけれど、前日に本人は分かっていたのでは?と思う事があったんだ。
大きい段ボールが邪魔だったので、せっかく邪魔ならとおウチを制作した事があったのですが、当の本人は見向きもせず。気に入って頂けなかった様で一度も入ってくれなかったのよね。
不器用な私にしては[我ながら なかなか上出来]だったのに…。
強制的に押し込んでみると 直ぐに出てきてしまう始末。
それが、亡くなる前日、自ら入ってくれたのです。
まるで「仕様がないから最後に入ってやるか。」と言わんばかりに。
写真を撮る隙もなく、意外にあっさり直ぐに出てきてしまいましたが。
今頃、知らない世界で楽しく暮らしているのかな?
昨日ね、久しぶりにお供えしようかな とか思って[しらす入りまぐろ と ささみ]を買ってしまった。
どぉするか?これ。
なぜだか昨晩は一睡も出来ず…少し眠ろうかな。
夢に出てきてもいいよ。
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