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2015
09.15
小劇場

image最近、よくバスに乗るのですが 小さな箱のほんの少しの間にも、観察していると色々な事が起こる。
【小劇場①】
数日前。
そこそこ混んでいるバスにて、空いている席があったので座った。
体幹が鍛えきれていない私は[揺れ]に意外と弱いので 空いていたら座る様にしているのだ。
2人掛けのシートに 座ろうとした直前に、先に奥に座っていた女性が 体を斜めにして…お尻を 通路側へふった感じの座り方をしている事に気づいた。
一応、悪い事なんてしていませんが[エクスキュースミー]的な意味で「すいません」などと言って席に着いた。
お尻のポジション変えず。狭い…変な人〜。と思いつつ…
スマホで何やら 中国語の字幕の出たドラマに夢中。
暫くすると、電話がかかってきた様で 中国語らしき言葉でまくしたてている。コワイ…しかもバスの中…
怒っていなくても中国の人は怒っているみたいに聞こえると常々感じていた私ですが、彼女は苛ついていた。
電話を切った後、舌打ちしたんだもの。

【小劇場②】
今日の帰りのバス。
私の真ん前に座ったパンチパーマ風のおばちゃん。
イヤホン付けてスマホで音楽を聴いている様だ。
暫くすると 大きめに音漏れ。
韓流らしきポップスが車内に響く。
どぉやらイヤホンジャックの接触が悪い模様。
しかしパンチパーマは両耳イヤホンの為、車内の音にすぐには気づかない。
大きな音を出しているクセに 堂々としているので 音源のすぐ近くの私までジロリと見られた。
いやいや、違いますから!
パンチは2〜3回 音をだだ漏らした後、スマホを目の前の位置でLINEを始めた。
ハングル文字だった。
おちは無い。

【小劇場③】
本日の行き便。
バスが発車しようとしかけた時に、バス停側に座っていた おっちゃんが「危ない!」と発した。
ドアが開いて1人 ご新規さん入場。
恐らく、乗りそびれた感じになったその人が勢いあまってバスにぶつかりそうになったのだろう。
その人の手には白い杖が。
視覚障害を持った方だったのでした。
あっ!と思いつつも ドアより後方 段差のある席に座っていた私が あ、あっ!なんて心の中だけで思っていた瞬間。
前の方に座っていた女性が立ち上がって、どうぞ。と。
ドアから少し離れたその席まで そっと腕を取り、誘導されていた。
素晴らしい。

この出来事とは別で…困っていたら 協力しなきゃ!と思いますが、私は 障害を持った方に出会うと 少しドキドキ…いやドギマギしてしまう。
親切にするのはいい事ですが、過剰になってしまわないか?
と余計な事を考えてしまうのです。
何となく特別扱いをせずに普通に接するのが一番な気もして。
とはいえ普通じゃなかったりするのが現実で。
まだまだ修行が足らんのかしら。

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