先日の祖父母の墓前での お話。
私と姉は鎌倉で産まれ、3歳くらいに引越し藤沢で育った。
産まれた産婦人科で 母ユウコが先生に言われたそうだ。
旧姓と同じ苗字の ある男爵さまがいて、その写真が院長先生のお宅に飾られており、その方にどことなく似ていると...。だから ご先祖様なのではないか?と。
母自身はそんな話しは聞いた事もなく、その時も写真を実際に見た訳では無かったそうだ。
なぜ、その写真が先生の家にあるのかというと、ご先祖様が男爵さまに仕えていたそうで、大事に受け継がれてきたとの事。
そんな遠い昔のエピソードはとっくに忘れていたユウコが、最近 ある病院の待合室にいた際、先程まで遠くにいた見知らぬマダムが気づいたら隣に座っており突然話しかけられたそうだ。
「時が時なら、お姫様だった方ですよね?」と。
なんのこっちゃ?!と思い「なんですか?」と聞き返すと「私、そういうものが見えますの。」と意味深な捨て台詞を残したまま、スピリチュアルマダムは診察室にお呼ばれしてしまい、それ以上話しを聞く事は出来なかったそうだ。
そこで、前述の遠い昔のエピソードを思い出し、点と点が線になった!
こりゃ大変。本当にご先祖様は男爵さまだったんじゃないかしら?!というユウコの妄想が暴走し始めたというお話。
念の為に言いますが、ユウコは見た感じ品があるわけでもお金持ち風味なわけでも何でもない。
普通のおばちゃんというか お婆ちゃん。孫いますし。
その子孫である私もそんな家柄という恩恵を受けた記憶もない、ごく普通の家庭でした。
そんな話しを聞いたら今迄たいして気にした事もなかった自分のルーツが気になってきた。
得意のネットで少し調べてみました。
確かに同じ苗字の男爵さまで、鎌倉でお亡くなりになられた方がいました。
院長先生のおウチに大切にされている写真は恐らくその方で間違いないでしょう。
時代的に言うと、その男爵さまの息子が母ユウコの祖父にあたるのでは。
しかしユウコったら祖父の名前は分からないときたもんだ。
事実が不明なので敢えて苗字は伏せておきます。
役所に行って調べるしかないのかしら...。
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